カウンセリングルーム選びのチェック項目
カウンセリングルーム選びは慎重に…。『どこでも同じ』というわけではありません!
カウンセリングを受けようと思って、ネットで近隣のカウンセリングルームを検索してもたくさんの数・種類があって、「どこのカウンセリングルームに行けばよいのかしら?」「家に一番近いカウンセリングルームを選べばいいのでしょ?」という声をよく聞きます。
カウンセリングルームといっても、実態は、占いをやっていたり、水晶・パワーストーンなどを売っていたり、マッサージが主目的であったり、怪しい自己啓発などをやっているところもあります。
ご自分の目的にあったところをしっかり見極めることが重要です。
カウンセラーは皆、しっかりとしたトレーニングを積んでいるの?
『カウンセラー』と名乗っている人たちの中には、心理学の本を数冊読んだだけ、あるいは、お金さえ払えば簡単に資格を与えてくれる団体のDVDを観ただけで、「○○カウンセラー」「○○療法士」などと称して活動している方もおられます。
そのような、実力不足(?)なカウンセラーに相談した結果、夫婦関係を壊され、親子関係を狂わされ、人生を翻弄されてしまったケースも実際に知っております。どうか注意していただきたいと思います。
そこで今回は、カウンセリングルームを選ぶ際の最低限チェックしておきたい項目を6つあげてみました。どうぞ参考にしてみてください。
カウンセリングルームを探すとき、この点に注意してみてみよう!
①ネットの口コミを過度に信じない
商品などを選ぶ際は、口コミはとても有意義な情報でしょう。
私も、口コミを参考に商品などを購入するなんて、よくあることです。
ただ、やらせの口コミも多々あると聞きますので、気を付けてはいます。
特にカウンセリングルームについては、高評価の口コミがやたらと多いところは、案外、要注意かもしれません。
現に、私どもの近郊では、カウンセリングルーム同士が提携して、相互に高い評価をつけ合っているところがあります。
また、あるところでは、クライエント(ご相談者)対して、事前にカウンセラーが作った口コミ内容を投稿してくれるようにお願いし、代わりに割引サービスをしているところもあります。
「利用する方の参考に…。」と口コミを書いている良心的な人がいる一方で、前述したような利用者を騙すような実態がある以上、口コミだけ鵜呑みにして判断してしまうのは危険でしょう。
②カウンセラーは本名(実名)を公開しているのか
カウンセラーの中には、ニックネームや通称・異名・芸名などを使用している方がいます。
たぶん、気楽に利用してもらいたいという意味で、ニックネーム等を使用しているのでしょう。
そういった場合でも、本名(実名)を併記しているなら問題はありません。
でも、どうでしょう? 本名(実名)を公開せずにやっている方は、果たして、クライエント(ご相談者)に対して、どこまで責任感を持ってやっているのか、疑問に思います。
出来る限り、クライエントが安心してカウンセリングを受けられるようにするのが、カウンセラーの務めであると思います。
③お話をじっくり聴いてくれる?
カウンセラーが自分の知識をひけらかしたり、個人的な価値観を押しつけたりして、クライエント(ご相談者)の語りにじっくりと耳を傾けないようでは、クライエントは安心して感情の交流を行うことが出来ません。
④お話を聴く以外に、何かしてくれる?
「聴く」ということはカウンセラーとして基本中の基本ですが、「問いかける」そして「語りかける」ことによって、クライエントは、直面している問題について、新たな視点で考えることが出来たり、深く理解することが出来たりします。
カウンセラーは、「聴く」プロ、「問いかける」プロ、「語りかける」プロです。
⑤保有資格は確実なもので、守秘義務を伴うのか?
冒頭にも書きましたが、カウンセラーというのは、特に資格がなくても「カウンセラー」と名乗れてしまう職業です。
また、カウンセラーの資格を付与している団体でさえ、様々な機関があって、独自の審査・基準で行っています。
カウンセラーが「守秘義務があります!」と言っても、資格を保有していないような人は、何の根拠で秘密が担保されているのか全く論外ですし、どこかの心理系の団体に所属していても守秘義務違反に対する罰則がしっかりと規程されていないのなら、クライエント(ご相談者)を守ることは出来ません。
従って、カウンセラーが確実な団体に所属していて、保有している資格が守秘義務を伴うものなのかを確認しておくことはとても大事でしょう。
⑥スキルアップに努めているのか?
カウンセラーの資格を取得する為の勉強をしたというだけでは、カウンセリングの能力を評価することは出来ません。
資格取得後も積極的に研修や講習に参加して、新しい知識を取り入れ、スキルアップに努めているのかが重要です。
カウンセラーの能力を知る一つの手段として、ホームページに掲載されているプロフィールをしっかり見ることをお勧めいたします。
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